《生産者について》
チリのワイン産地は、首都サンティアゴよりも南に多く分布しています。一方、このヴィーニャ・ファレルニアがあるのはエルキ・ヴァレー。チリの北端にある産地です。緯度が低くもちろん温暖、暑くなりがちなのですが、海風の影響を受ける土地や標高の高いところに畑をつくることで、ワインづくりに最適な環境を見出しています。
ファレルニアの所有するブドウ畑は320ha。そこに100haの契約畑を加えてワインをつくります。雨がほとんど降らない環境のため、土地よりも水の方が高価だといいます。
《このワインについて》
ファレルニアのリリースするワインの中で、日本人に最も人気なのがこのアイテム。エルキ・ヴァレーの非常に乾燥した気候を生かし、イタリアで用いられる陰干しの手法”アパッシメント”を、チリの主要品種であるカルメネールに適用させたユニークなワインです。カルメネールは昔フランスのボルドーでも使われていた品種で、完熟すると骨格がしっかりとしてふくよかな果実味を備えたワインとなります。その分タンニンもがっしりとなりますが、アパッシメントによって柔らかい口当たりとなっています。
《テイスティングノート》
非常に濃厚で、煮詰めたプラムやバニラ、タバコの葉、スモーキーで芳しい香りがあります。信じられない程柔らかで、噛めそうな程ふくよかなボディがあります。南イタリアやスペインのワインが好きな方にも是非オススメ。
Carmenere Gran Reserva Vina Falernia