《生産者について》
ドイツきっての銘醸地ラインガウにて、辛口ワインをつくることに命を懸けるゲオルク・ブロイヤー。
訳あってVDP(ドイツ・プレディカーツワイン生産者協会)を脱退してしまったため、そこが定める特級畑にあたるGG(グローセス・ゲヴェックス)を名乗ることはできませんが、その品質はまぎれもなく特級クラス。
《テラ・モントーサについて》
ゲオルク・ブロイヤーが所有する4つの特級クラスの畑のブドウをブレンドした、いわばセカンドワイン的な存在が、この「テラ・モントーサ」です。
その意味はラテン語で「急斜面」。斜面の畑で効率よく日照を得られるため、高いブドウの熟度が得られます。
また表土が薄いため、粘板岩土壌ならではの研ぎ澄まされたミネラル感をはっきり感じます。
《限定ワインの違い》
通常のキュベは1200Lの大樽で1年間の熟成なのに対し、この度入荷した特別キュベは600Lの古樽で2年間熟成させます。
それもあってゴールドキャップのこのワインの名は『パティエンティア=忍耐』
ブロイヤーにおいて樽熟成は、樽のニュアンスをつけるためでなく、酸素接触によりワインに複雑さをもたらし、ワインを安定させるため。
長期間の樽熟によって、研ぎ澄まされたイメージのテラ・モントーサが少し丸みを帯びた柔らかい印象になっています。
昨年は予約段階ですぐに完売!
Terra Montosa Patientia Georg Breuer