《生産者について》
アメリカの西海岸最北、ワシントン州のワラワラで創業したチャールズ・スミス。「K ヴィントナーズ」を立ち上げるまでは、ヨーロッパでロックンロール・バンドのマネージャーを11年間務めたという異色の経歴を持ちます。その風貌はまさにロックンロールながら、その腕前は確かなもの。ファンキーなエチケットが多い割には、ブドウ品種の個性を素直に反映した正統派な味わいのワインをつくります。彼の作品「Kヴィントナーズ・ロイヤル・シティ(2007VT)」はパーカーポイント99点を獲得し、類まれなる実力を示しました。
その後も彼は幅広いスタイルのワインをプロデュース。高級ワインだけでなく、「ワインズ・オブ・サブスタンス」シリーズ、「ゴールデン・ウエスト」など、多数のラインナップを一代で築き上げています。
「えっ、このワインもチャールズ・スミスが作ったの!?」という声が聞こえるほど、彼のワインメイクの才能は幅広く発揮されています。
《このワインについて》
「ザ・ディール(The Deal)」とは「契約」の意。生産者と醸造家の間には、契約書もなく、スマートな弁護士もいない。交わされるのはただ紳士的な握手だけ…
チャールズ氏は、このワインが生産者と醸造家の間の暗黙の契約を表すものとの願いをこめてリリースしました。
豊かで複雑さのあるアロマと、素晴らしい凝縮感は、チャールズの結んだ「契約」の成果を物語ります。
《畑について》
ブドウ畑「サンダンス・ヴィンヤード」は、生産地ワルーク・スロープで最も古いブドウ畑のひとつで、1997年植樹。
傾斜があるため、ブドウは熟すのが遅く、凝縮したワインを造ることができます。
K Vintners The Deal Syrah