《テイスティングノート》
フレッシュなリンゴや柑橘などの繊細な香り。チャコリらしいフレッシュな口当たりで、キリっとドライな酸味が後味をサッパリさせます。余韻に残るほのかな苦みがまた料理を引き立てる!
チャコリの神髄はメシワインとしての優秀さであり、ワイン単体ではそれほど突出したものではありません。「チャコリにあわせてこの料理を」なんて考えなくていいです。いつもの夕食でいい。なにをアテにしてもスイスイ進むから、気が付いたらボトルが空になっている!「あれ?このワイン量が少し少なかったのかな?」と言い訳を探してしまうような飲み心地の良さです。
《生産者について》
ゴルカ・イサギレはララベツの街にある家族経営のワイナリー。生産量は22万本と、チャコリの生産者として最大規模です。ワイナリー併設の直営レストラン「アスルメンディ」はミシュラン三つ星。姉妹店の「エネコ」も1ツ星を獲得して、世界中から訪れる美食家を迎えています。もちろんそこでゴルカ・イサギレのチャコリが提供されています。
40haある畑には、バスクの土着品種であるオンダラビ・スリとオンダラビ・スリ・セラティアのみが植えられています。年間の降水量が日本と変わらないくらい高温多湿なバスクでは、ブドウにカビが発生しやすく、完熟前に収穫せざるを得ない場合もあります。しかしゴルカ・イサギレでは丁寧な間引きにより風通しを良くして、しっかり熟したブドウを収穫するので、チャコリでありながら熟成のポテンシャルをもっています。
Txakoli Blanco Gorka Izagirre