《このワインについて》
丹波ワインの看板商品と言っていいだろう「てぐみ」。
発酵終了すぐにろ過をせずに酵母の澱(おり)とともに瓶詰しました。その段階ではまだ含まれている炭酸ガスを閉じ込めるので、やさしい泡感の微発泡ワインに仕上がります。澱が酸化防止剤の効果を持つので、亜硫酸などの酸化防止剤は無添加でつくっています。
《テイスティングノート》
白ブドウだけでなく黒ブドウもいろいろ混ぜているからか、ややピングがかった黄色。フレッシュなリンゴや洋ナシ、白桃のフルーツが香り、綿菓子のような甘い香りもほのかにあります。11%のアルコールの割にはふくよかな果実味があり、しっかりとうま味感が穏やかな泡とともに広がります。余韻にはこのかな苦みがアクセントになっています。
いわゆる「にごりワイン」であるためボトル差はある程度あるでしょうが、それも含めて楽しんでいただきたい人気銘柄です。
《生産者について》
丹波ワインは京都府丹波町にあるワイナリーで1979年に創業しました。「京都の食文化に合うワインを創る」という熱い思いをもってスタートし、現在に至るまで挑戦を続けています。その表れの一つが栽培品種で、なんと50種類にも上るといいます。ピノ・ノワールとピノ・ブランは創業当時から栽培しているのだとか。
Tamba Wine Tegumi