《生産者について》
この地で1700年代から続く伝統的なワイナリー、「ラングマン」。シルヒャーを愛し、その味わいを世界に発信することを指名するシュテファン・ラングマンさんが現当主を務めます。この地で最大規模の生産者です。
この産地伝統のロゼワイン「シルヒャー」がラインナップの中心ではありますが、他の品種もいろいろ手掛けており、このゲヴュルツトラミナーは天候が味方した年にのみつくれる限定品です。
《このワインについて》
「トロッケンベーレンアウスレーゼ」というのは、ドイツとオーストリアで用いられるワインのグレードのひとつ。収穫時の果汁糖度で最高クラスであることを示します。
その超甘い果汁を得るため、通常は貴腐菌の力を借ります。しかしこのワインはなるべく貴腐ブドウではなく自然に乾燥した干しブドウを狙いました。収穫はなんと翌年2月!
その理由については情報がありませんが、なるべくゲヴュルツトラミナーの芳香性を邪魔しないようにでしょう。アプリコットをコンポートにしたような、ピュアな果実香が広がります。口に含めば幸せなエキスがいっぱいにひろがって、まるで完熟フルーツをまるかじりしているかのよう。
Langmann Gewurztraminer Trockenbeerenauslese