《生産者について》
プロフェッツ・ロックはニュージーランド南島の南端、セントラルオタゴの生産者。世界各国のワイン評論家や愛好家から高い評価を獲得しており、英国の著名評論家ジャンシス・ロビンソン女史はポール・プジョル氏を「いずれ世界のワイン界をリードするだろうという逸材ワインメーカー5人の内の1人である」と絶賛しています。
《このワインについて》
プロフェッツ・ロックには2つのトップキュヴェがあります。
始まりの畑である「ホーム・ヴィンヤード」。その中で特に品質が高い区画をプジョル氏が選んでつくるのが「レトロスペクト」。コンサルタントをつとめるフランソワ・ミエ氏が選んだ区画でつくるのが「キュヴェ・オー・アンティポード」。レトロスペクトの方がより長くワイナリーで保管したのちに出荷されます。
【パーカーポイント94点】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年12月のレビュー]
このワインの果実を育てる畑の区画は、深い石灰岩をベースとした非常に浅い粘土質の上にある。2018年のレトロスペクト・ピノ・ノワールは活力とフレッシュさ、ドライハーブ、骨スープ、塩水、ブラックチェリーでリードする。ワインは複雑で抑制が効いており、長い余韻を通して絡み合う風味の糸巻きが感じられる。エレガントで非常にバランスの取れたワインで、優しく包み込むような延性のあるタンニンを持つ。パワフルで黒い果実のワインだが、石灰岩の下層土のエレガントさにより、それも持ち合わせている。アンティポードより骨格は大きいが、オタゴ・ピノのなかではエレガントだ。2018年は収穫まで均一で暖かいシーズンだったが、2月に雪が降り、「この素晴らしく早いヴィンテージの熱を奪ってしまった。2009年も同様だった」とワインメーカーのポール・プジョルは言う。生産本数1,668本のうち、これは1,027本目。アルコール度数14%、ディアムの下で密閉。
[Erin Larkinによる試飲 飲み頃予想2023-2035年]
Prophet's Rock Retrospect Pinot Noir