《生産者について》
インヴィーヴォは2007年設立とまだ若いワイナリー。名前はラテン語で「In Life」を意味します。
その土地に根差したワイナリーではなく、ニュージ?ランド中の銘醸地のブドウをつかったワインづくり。マールボロとセントラルオタゴのブドウを中心に、各地のキュヴェがあります。
2016年からはブドウ栽培家のロメオ・ブラガートが中心となり運営をはじめました。
《このワインについて》
インヴィーヴォのラインナップの中で中核をなすワイン。変に不介入主義のつくりをするでもなく、酸味をとがらせるでもなく、典型的な味わい。悪く言ってしまえば"普通"なんですが、きっとそれがいいのでしょう。2021年の年間売上は400本オーバー。それほど露出を上げておすすめしたわけではないのですが、リピートのまとめ買いが少なくないのでこの売れ行きとなりました。
「イメージ通りの味わいがいつでも楽しめる」その安心感がその根底にあると考えます。
《テイスティングノート》
まるで一面に広がる草原を吹き抜ける風。このワインにはさんさんと降り注ぐ太陽を浴びる草花の印象を受けます。
そこにライムなどの柑橘類の爽やかな香りが混ざり、口に含めばドライな酸味がパッと広がります。その酸味もマールボロのこの品種としてはやや抑えめ。パッションフルーツなどのフルーツの風味と合わさることで、尖って感じません。しっかり辛口な余韻はきれいに消えていきます。
Invivo Marlborough Sauvignon Blanc