《このワインについて》
ヴェネト州の特産白ワイン「ソアーヴェ」は、スッキリ爽やかで食中酒として楽しまれる白ワイン。「白い花や柑橘類の香り」などと表現されることが多いですが、香りのボリュームは割と控えめ目なのが常です。
それに対してこのジャンニテッサーリがつくるソアーヴェは、10%ブレンドしているトレッビアーノの亜種の効果でしょうか。洋ナシのような少し甘いアロマティックな香りがしっかり広がります。ソアーヴェのときに物足りないところをブレンドで上手に補っています。
さらっとスムーズな口当たりにフレッシュで適度な強さの酸味。余韻はスッキリと消えていきます。飛びぬけてはいないけど、値段の割にちょっといい。ついリピートしたくなるワインです。
《生産者について》
イタリアのヴェネト州生まれのジャンニ・テッサーリ氏は、マルカートファミリーのもとで醸造を担当しており、2013年にこのワイナリーを譲り受けました。以後、オーナーとして家族とともにワインづくりに勤しんでいます。
畑の大部分を占める土壌は、古カルヴァリーナ火山由来の玄武岩で、典型的な火山性土壌です。
ワイナリーの看板ワインは、この地の土着品種「ドゥレッラ」をつかったスパークリングワイン。その補助品種として育てているシャルドネやピノ・ノワールを単一ワインとしてもリリースしていますが、その出来がなかなかいいと評判です。
Giannitessari Soave