《このワインについて》
グリッロとビアンコ・ダレッサーノというプーリア州の土着品種にシャルドネをあわせてつくるこのワイン。ビアンコ・ダレッサーノというあまり聞かない品種の特性と、スラヴォニア産のアカシアをつかったオーク樽熟成によって、意外なほど豊かな香りを持つワインに仕上がっています。
全ての品種は混醸で樽発酵・樽熟成。このアカシア樽はバニラなどの樽香があまりつかずに、ソフトでエレガントな仕上がりになるといいます。
シロップ漬けにした黄桃のような甘く芳醇な香り。口に含めば熟した果実感があるのですが、レモンを思わせる適度な酸味がキュっと締めます。
生産者は白ワインながら15-16℃くらいと高めの温度で飲むことを推奨しています。
《生産者について》
ロッカ・デイ・モリは1870年に設立された家族経営の生産者で、現在は4代目。プーリアの土着品種を主体に作っています。自社畑50haに契約畑80haと結構な規模なのですが、「ロッカ・デイ・モリ」のブランドで出荷するのはワインが納得のいく出来だった年のみ。残りは別のラベルに格下げしてしまうといいます。
ワインづくりの目指すところは、長期熟成できて飲んだ人の記憶に残るワイン。そのためにワインのコルクはこの価格帯のワインとしてかなり上質で高価なものをつかっているといいます。
Salento Bianco Elena Rocca de Mori