《生産者について》
ベルンハルト コッホはファルツに拠点を置く家族経営のワイナリーで、近年「ヴィヌム」や「ゴーミヨ」などの評価本で高評価を得るようになった大注目の生産者です。そんなコッホの醸造を務めるのはなんと兵庫出身の日本人女性である坂田千恵さん。「ブルゴーニュのピノが好きで、それに近づけたい」と語る彼女の活躍で、醸造所のあるファルツ地方でも特にシュペートブルグンダー(ピノ ノワール)の評価はトップクラスです。
《このワインについて》
ワイン名の“S(エス)”はセレクションという意味で、コスパの良いスタンダードレンジとも一線を画すことを表した上級キュヴェです。大部分をステンレスで熟成し、ピュアでフルーティなスタイルに仕上がるスタンダードと異なり、”エス”は全量を小さめのブルゴーニュ樽で18ヶ月熟成を行います。一口で爆発するような旨味はありませんが、飲めば飲むほど旨味を感ます。じっくりと時間をかけて楽しみたいワインです。
《テイスティングノート》
これぞピノと感じられる、繊細な口当たりとフレッシュな酸、洗練されたタンニンがあります。そこにスタンダードとは一線を画す、少しスモーキーでスパイシーな要素が混ざり、エレガントながら複雑なニュアンスがあるスタイルです。
Spatburgunder S Q.b.A. Trocken Bernhard Koch