《生産者について》
マーカス・モリトールはドイツ、モーゼル地方の生産者。
まずその特徴は作るワインの種類が多いこと。毎年80-100種類ものワインをつくります。ベルンカステル地区の25もの地区に素晴らしい畑を所有しており、畑ごと・グレードごとに作り分けるので、この数になるのです。日本に入ってくるのはほんの一部です。
またワインアドヴォケイト誌の評価が非常に高く、これまで21回ものパーカーポイント100点を獲得しています。これはドイツでダントツの1位です。
【パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト誌 2022年8月のレビュー]
2020年のこのワインは、ピュアでクリア、洗練された火打石の香りはまだ控えめな印象だ。還元作用は味わいにも表れているが、よりポジティブな効果を持っている。ワインは濾過され、洗練された塩味で、結晶のような熟した酸を示す。これは非常に繊細なシュペートレーゼで、香りも開くのに少し時間が必要だが、とにかく長距離走のようなものだ。表記アルコール度数7.5%。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2025 - 2070年]
《キャップシールの色分け》
マーカス・モリトールは同じ畑から辛口/甘口、日本未入荷の半甘口をつくり分けます。その味わいがぱっと見で分かりやすいよう、キャップシールの色を分けています。
ホワイトカプセル:辛口・トロッケン
グリーンカプセル:半辛口
ゴールドカプセル:甘口
また、商品名に書かれている「*」の数はマーカス・モリトール自身の基準でその品質を表します。「***」が最高ランクです。
《ご注意ください》
入港時に試飲した際は、結構強く還元しており、焼けたゴムのような臭いが支配的でした。不良ワインというわけではありませんが、いい状態ではありません。ボトル差があるとは予想しますが、抜栓後数日間空気に触れることでとれると思います。3日くらいか、ひょっとすると1週間くらい必要かもしれません。
Riesling Urziger Wurzgarten Spatlese Goldene Kapsel Trocken Markus Molitor