《テイスティングノート》
レモンやグレープフルーツなどの明確な柑橘系アロマ。フレッシュで爽やかな酸味とバランスをとるほんの少しの残糖があり、キレのいい余韻です。その風味はまさにマールボロ産のソーヴィニヨン・ブランを思わせるもの。
「本当に南西地方のワインなの?」と驚くことでしょう。生産者が意図しています。
《生産者について》
ボルドー内陸のベルジュラックで造る優良生産者です。ありきたりな品質でもネームバリューである程度売れてしまうボルドーとは違い、ベルジュラックで高品質なワインを造っただけではボルドーには勝てないことを自覚し、「高品質」かつ「リーズナブル」に造ることを徹底しています。様々な試行・実験を繰り返し「良いブドウができる工夫や誰もやっていない品種の栽培ノウハウ」を多数備えているので、彼らを真似するベルジュラック生産者は多いです。
《このワインについて》
ゼサールの特徴の一つが、ソーヴィニヨン・ブランという品種を好きすぎること。南西地方にありながら、3つのスタイルのソーヴィニヨン・ブランをつくっています。
〇セミヨンとブレンドし、ボルドースタイルの「ゼサール・ブラン」
〇ロワールスタイルの「マノ・ア・マノ」(当店未入荷)
〇NZスタイルのこのイリコ・プレスト
意欲的で大変面白い生産者といえるでしょう。
Illico Presto Sauvignon Blanc