《生産者について》
カゼ・ティボーは2018年にファーストヴィンテージをリリースしたばかりのレコルタン・マニピュラン(RM)もとは1953年から続いていた生産者ですが、10代目のファビアンが畑を引き継いだ際にドメーヌを新設。2013年から土壌改良や畑を改良してきました。
ヴァレ・ド・ラ・マルヌの数か所に所有する畑はわずか2.6ha。生産量はごくわずかです。
リリースするなりその品質に世界が注目し、シャンパーニュにおける新進気鋭の生産者がつくるグループ『テール エ ヴァン ド シャンパーニュ』に加入することとなりました。
《このワインについて》
2023年に日本初入荷した「ヴィーニュ・ド・ルイユ」は、まさに最近のRMの傾向を色濃く反映したロゼ・シャンパン。
木樽で発酵させ無濾過・無清澄で11か月の樽熟成。しっかり樽熟はするのですが、瓶内2次発酵は18か月と決して長くはありません。樹齢45年以上という非常に古いムニエの畑からつくられるので、そのブドウの特徴がより現れやすいよう、あえて短くしているのでしょう。30hl/haという収穫量も非常に低いです。
小規模生産者ならではの、たくさんあるシャンパンの中でも輝く味づくり。愛好家ならつい手を出してみてくなるのでは?
Vigne de Reuil Rose Caze Thibaut