《生産者について》
ジャン・ラルマンは、このヴェルズネイでも1、2を争う最上の区画を所有するレコルタン・マニピュランです。風貌からも職人気質が見てとれる現当主ジャン・リュック・ラルマンの曾祖父の代からブドウ栽培を行っており、シャンパーニュ造りは1951年に開始。かつてボランジェやランソンにブドウを供給していました。僅か4haの所有畑にて、これ程贅沢なワイン造りを行っており、入手困難な生産者の一人です。
《このワインについて》
ピノ・ノワールのパワフルな味わいと、シャルドネの上質で明るい酸味。そんな上質なシャンパンに求められるものを完璧に備えた1本。
風味として白系果実やスパイス、花のニュアンスを感じますが、決して珍しい香りではありません。
だからこそワイン通が集まるワイン会で締めの役割を果たします。明るいスパークリングから始まって、白ワイン、赤ワインといろいろ飲んだ後の最後の1本。質の高いブドウゆえのち密な風味と、7年の瓶内2次発酵による熟成感を感じます。赤ワインの後でも十分に存在感があり、このワインの余韻と共に、ワイン会全体の余韻も蘇ってくることでしょう。
Jean Lallement Millesime