《生産者について》
ドワイヤールはコート・デ・ブランの歴史的な作り手で、その歴史を1677年まで遡ることができます。グラン・クリュを始めとして11haの畑を所有し、1992年からビオディナミによる栽培を続けています。生産するブドウの半分はネゴシアンに売却してしまい、徹底して高品質のワインだけを生産しています。50%はバリックのオーク樽で熟成。ごく一部マロラクティック発酵を行うスタイルです。
2018年に日本に初入荷ながら、その入荷分は即完売してしまうほど、世界が奪い合う生産者です。
《このワインについて》
ドワイヤールのスタンダードクラスが、このシャルドネ100%でつくるヴァンデミエール。
〇口当たりの丸みとフレッシュさを両立させるため、ベースワインはバリックとステンレスタンクを併用
〇アロマのポテンシャルを引き出すため瓶内2時発酵50か月
〇「プルミエ・クリュ」表記ながら、4つのグラン・クリュのブドウもブレンド
〇ガス圧を控えめに4.5-5気圧(通常は6気圧)
こうした工夫により、他のレコルタン・マニピュランのスタンダードクラスと比較しても、一歩抜きんでた品質を誇ります。
《テイスティングノート》
かんきつ系のフレッシュなフルーツやミネラルの香りに、ブリオッシュやアーモンドなどのアロマが混ざります。舌で感じる果実味は素晴らしくピュアで、バターやドライフルーツのような複雑な風味が、存在感をもって余韻へと続いていきます。
Doyard Cuvee Vendemiaire Brut