《生産者について》
1960年代まで存在していた「デュフルール」というネゴシアンが前身で、現在はアルノー・マシャール・ド・グラモン氏を当主とした家族経営です。
多くのアペラシオンを手掛けており、畑の所有面積は22ha。ロバート・パーカー氏が「ブルゴーニュの中で最も信頼できる作り手の一人」と絶賛するように、その醸造技術は最先端を行くものです。
味筋として赤も白も果実味の凝縮度が高い傾向です。
白は割と強めに樽香を感じるスタイルで力強い味わい。赤ワインは味わいに密度がありながら、若いうちからあまり硬さは感じさせず、赤白ともに熟成をそれほど必要としません。ほかの生産者に比べてリリースが早めなので、ヴィンテージの特徴を見極める生産者として自分のものさしとするのもいいでしょう。
ただし輸入元向けにもほとんど情報を出さない生産者で、キュヴェごとの詳しい情報はあまりありません。
《2024年ヴィンテージについて》
2024年のブルゴーニュは非常に難しい年であり、生産者をよくよく選んで買うべきヴィンテージです。
記録的な量の雨に見舞われただけでなく、それが開花期に重なったこともあり、花ぶるいが起こって収量が低下しました。また湿度の高さからべと病やうどんこ病も広がり、収量低下に拍車をかけました。最終的に例年の半分以下となったところも多いそうです。
開花のタイミングから特にピノ・ノワールが被害を受けています。入荷本数が例年より少なく、すぐに完売となることが予想されます。
一方で冷涼な気温によってしっかりと酸味を保ったクラシックなスタイルは、昔からのブルゴーニュファンにとって喜ばしいものでしょう。
マシャール・ド・グラモンはこのような冷涼な年でも、他と比べると凝縮度の高いスタイルです。酸が先行しない、しっかり飲みごたえのあるピノ・ノワールが好きな方にとっては、2024年における貴重な選択肢となるはずです。
「見張り台」を意味する名を持つ、サヴィニー・レ・ボーヌ西側の高台に位置する1級畑。石灰岩礫を多く含む赤色粘土石灰質土壌から、緻密で均整の取れたスタイルを生み出します。
Savigny les Beaune 1er Cru Aux Guttes Machard de Gramont