《生産者について》
ベルナール・ミヨはムルソーに本拠地を置き、ムルソー、ピュリニー、ボーヌに8haの畑を所有。現在5代目のエミリアンが運営。
生産量の約半分は果汁でネゴシアンに販売。収穫は全て手作業、全て自然酵母を使用します。
その年の、そのテロワールを表現することが自分のワイン造りであって、樽香を強く感じることはワインの香りではないとし、新樽使用比率は低く、内側をあまり焼いていない樽を使用しています。
《ソムリエさんが好んで使う訳》
ラインナップが充実しているムルソーの白ワインがどれも人気で、入荷後ほどなく輸入元在庫は完売します。ECで取り扱いのある店舗は非常に少ないのに、安定して売れていく。つまり小売りよりもレストランでよく飲まれているワインという証拠でしょう。
ソムリエさんが継続して使いたくなる理由は、推測ですが次の3つ。
〇ややハッキリとした飲みごたえのある味わいで、ミネラル感や酸味が強すぎない
〇ムルソーのワインとして高くも安くもない価格が比較的安定している
〇知名度が低いからおすすめしたときにお店のオリジナリティを出しやすい
当店でそれほど力をいれて紹介しているわけでもないのに、コンスタントに売れていきます。きっと各地のレストランで飲んで「美味しかったから探して買ってみよう」とされている方が多いのでしょう。
《このワインについて》
ムルソー村の中でやや北より、斜面上部にある「プティ・シャロン」。
この生産者の特徴として味わいはリッチで力強さはあるのですが、樽香はあまり前に出てくることはありません。素直で調和のとれた味わいは、柑橘のアロマに交じってバターが香ります。村名格とは思えないほど余韻が長く、ワンランク上の味わいを感じさせてくれます。
Meursault les Petits Charrons Domaine Bernard Millot