《生産者について》
ティレルズはハンター・ヴァレーにおいて1858年に創業。その後5世代にわたって家族経営を続けている、オーストラリアでトップクラスに歴史ある生産者のひとつ。生産規模が大きく、リーズナブルなワインからプレミアムクラスまで幅広く手掛けています。
ハンター・ヴァレーの気候はある程度の雨量があり、灌漑(かんがい)が必要ありません。またその湿度により寒暖差が少ないのが特徴です。ブドウは夜間も成熟を続けるため、他の産地に比べ早く風味が成熟するといいます。白ワインは苦みが少なく、赤ワインもやさしいタンニンを持つのが、ハンター・ヴァレーの個性だといいます。
ハンター・セミヨンの生産者として非常に有名で、「Vat 1セミヨン」はオーストラリアのアイコン的な存在です。
《このワインについて》
上級クラスのハンター・セミヨンは、「熟成させないともったいない」ワインの代表格です。
ティレルズのラインナップの中で、スタンダードクラスのセミヨンは、フレッシュさを楽しむシンプルなワインとして、若い状態でリリースされます。
一方で上級クラスにあたるこちらは、熟成によってアーモンドやトーストのような複雑な風味が出てきてからのリリース。酸味を保つために早摘みしていてアルコール度数は11%しかありませんが、その軽やかな口当たりとともに、驚くほど複雑な風味を感じます。
ライムやシトラスのような柑橘系のアロマも感じ、まだまだ熟成度合いは発展途上であることがうかがえます。既にこの価格に相応しい高級感はありますが、更に熟成にも耐えられるワインでしょう。
Tyrrell's Single Vineyard Stevens Hunter Semillon