《貴腐ワインとブルーチーズ》
ワインと料理のお互いを引き立てる関係を「マリアージュ」と呼びます。
様々な組み合わせがある中でも「これは鉄板」と言われているものがあります。ボルドーのソーテルヌ産貴腐ワインをイギリスのブルーチーズ「スティルトン」に合わせることです。ワインの甘味と酸味、チーズの塩味と旨味があわさり、まさに鮮烈な美味しさ。初めて食べたときは感動する人も多いでしょう。
ただし高価です。スティルトンは専門店くらいでしか手に入らず、3000円程度するでしょう。ソーテルヌの貴腐ワインも安くて5000円台くらいでしょうか。
そのマリアージュに近い美味しさをずいぶん手頃に再現できるのがこちらのワイン。オーストラリアの大規模産地でつくられるので、価格は半額以下。これと「タナブルー」などの手に入りやすいブルーチーズで、至福のデザートタイムを楽しむのはいかがでしょう。
《生産者について》
本格的なワインを親しみやすい価格で提供し、成長を続けるオーストラリアの注目株。1996年に創始者のボブ・ハートン&チャーリー・バートンがバロッサヴァレーの一部に畑を購入したことから始まったこのワイナリー。2005年にニュー・サウス・ウェールズ州で「バートン・ヴィンヤーズ」を設立。州内のオーストラリア屈指の一大ブドウ産地であるリヴァリーナ地区の発展にも大きくかかわりました。
《テイスティングノート》
オレンジの皮やアプリコット、ハチミツのような濃密な香り。柑橘系の風味とともに芳醇な甘味が広がり、上品な酸味がキュっと引き締めます。
Reserve Botrytis Semillon Berton Vineyards Pty Ltd