《生産者について》
1853年に設立されたカレスキー。南オーストラリア州きっての銘醸地であるバロッサ・ヴァレー、グリーノックに位置します。
それから約160年間、一貫して無農薬・無肥料でブドウを栽培してきました。オーストラリアを代表するプレミアムワインで、ペンフォールズがつくる「グランジ」にブドウ提供してきた栽培家の一つでもあります。
シュナン・ブランやカベルネ・ソーヴィニヨンなど多様な品種を栽培していますが、特に評価が高く樹齢の高い畑を持っているのは、シラーズやグルナッシュなどのローヌ品種です。
【パーカーポイント93+点】
[ワインアドヴォケイト誌205号 2013年2月のレビュー]
深いガーネットパープル色の2010年エドゥアルド・シラーズは、クレーム・ド・カシス、ブルーベリージャム、マルベリーの深い香りに、地中海ハーブ、ブラックペッパー、湿った土、杉やサラミの香りが下支えしている。フルボディでブラックベリーと香ばしいフレーバーがぎっしりと詰まっており、丸みのあるタンニンとクリスピーな酸がしっかりとしたレベルで感じられ、素晴らしい持続性を持ってフィニッシュする。
[Lisa Perrotti-Brownによる試飲 飲み頃予想2014 - 2024年]
フランスの高級シラー、たとえばコート・ロティの同じくらいのヴィンテージと比べると、幾分か熟成が進んだ印象を受けます。今が風味の最も複雑になる段階であるように感じました。
リリース直後の濃厚でパワフルなイメージとは別物なのでしょう。ローヌ的なシラーならではのエレガンスを手に入れています。ローヌの熟成シラーと並べて飲み比べてみたいものです。
Kalleske Eduard Shiraz