《生産者について》
ボニー・ドゥーンはカリフォルニアにおけるローヌ品種のパイオニア的な存在。
ワイナリーはサンタ・クルーズ・マウンテンに1982年に設立。オーナー醸造家のランダル・グラハム氏は、自身の好奇心と探求心に導かれるままに、カリフォルニアでは無名だった品種を続々と導入。「ローヌ・レンジャーズ」の元祖と言われるまでになりました。
その後ランダルはワイナリーを売却したうえで醸造家として残ります。それが契機となって生産量を増やすのですが、彼の手腕により品質の維持に成功。ニッチな市場に向けたワインから、手頃で手に取りやすいものとなりました。
「え?この品種をカリフォルニアでつくってるの?」というものも多いはず。珍しいもの好きの好奇心を満たしてくれるはずです。
《テイスティングノート》
レモンやグレープフルーツ、リンゴ、白い花のような繊細な香り。スッキリ系ではあるのですが酸味はそう高くはなく、軽い口当たり。これ1本で力強く主張するものではなく、食中酒として魅力を持つタイプです。
ピクプールはフランスにては牡蠣とあわせるのが定番です。魚介料理のお供にぜひ!
Bonny Doon Vineyard Picpoul Central Coast