《このワインについて》
「シンフォニー」というのはワイナリーが独自につけたワイン名としてありそうですが、ブドウ品種名。マスカットとグルナッシュ・グリに交配によってアメリカで生まれたブドウです。
品種についての情報はほとんどありませんが、アロマティック品種といっていいのでしょう。糖分を残したつくりということもあり、桃やトロピカルフルーツの香りが豊かに広がります。味わいもその香りのイメージ通りで、フルーツにかぶりつくようなジューシーな甘味と穏やかな酸味。ほのかなスパイス感も感じます。
ゲヴュルツトラミネールのやや甘口白ワインが好きな方には間違いなく喜んでもらえるでしょう。
《生産者について》
物価の高いカリフォルニア州。日本で2000円くらいで販売されるワインは、低価格レンジに相当します。コストダウンのために自社畑でなくブドウを購入してつくるワインが、この価格帯では一般的。そのなかでアイアンストーン・ヴィンヤーズは自社畑のブドウ100%ゆえの品質の高さが魅力です。
シエラ・フットヒルズという町が本拠地。内陸の方にあり温暖なので、ブドウが熟すことにかけては困らないのでしょう。それだけでなく自然環境に配慮したサスティナブルな農法を実践。 その品質の高さの証明として、2011年には最優秀栽培農家賞を受賞しました。
Ironstone Obsession Symphony