《このワインについて》
輸入元主催の試飲会にて、周りのプロたちが「この値段、マジか」となっていたこのシリーズ。この円安の時代に逆行したような値付けに驚きです。
輸入ワインは軒並み高騰している昨今。主要因は為替の悪化なので、企業ではどうしようもありません。生産規模の大きなワイナリーを除けば、アルザスにおいてスタンダードとなる品種名表記ワインは5000円くらいのスタート。無名なワイナリーであっても、そんな例が少なくありません。
そんな中でこのワインは、家族経営の生産者がつくるのに1000円台のこの価格。家族経営だからといって品質が高いとは限りませんが、生産規模はそう膨大にはできません。だからこそ驚きなのです。
味わいはアルザスの基本に忠実で教科書的なもの。強い個性がないゆえに、ワインを飲み始めの方がブドウ品種の勉強のために飲むのにもピッタリです。
アプリコットや洋ナシのようなフルーツのアロマと白い花の香り。リースリングらしいフレッシュな酸味と細身な味わいで、爽やかな後味です。
《生産者について》
ヴァン・ビシェールはアルザスにおいて1762年から続く家族経営の生産者。現在は9代目のオリヴィエ・ビシェール氏が当主を務めます。
その歴史を通じて常に最新の技術を取り入れており、バッグインボックスや187mlボトル、ペットボトルパッケージなどもいち早く導入しました。瓶詰ラインに自信をもっているようで、様々な国のワインを仕入れて瓶詰めし出荷する事業も行っています。その財政基盤がこの手頃な価格を支えているのでしょう。
Alsace Riesling Jean Biecher