《生産者について》
「ソーヴィニヨン・ブランの高級産地といえばサンセール」こうやってソーヴィニヨン・ブランで高価格帯のワインを販売できるようなブランドを築くにあたり、非常に大きな功績を残したのがアンリ・ブルジョワです。
この地に10世代にわたって続く家系です。だからこそサンセールのモザイクのように入り組んだ土壌を深く理解しています。それゆえに土壌でワインをつくり分けるということを早くにスタート。同じ作り手のソーヴィニヨン・ブランにこれほどの違いがあるのかと驚かせてくれます。
《このワインについて》
ソーヴィニヨン・ブランといえば、当店ではニュージーランドのマールボロ産のものが売り上げの大半を占めます。品種の特徴香がよく現れており、味わいが分かりやすく親しみやすい。でも品種と地域の味が強いために、生産者の違いやまして畑の違いを表現できているところは稀です。
アンリ・ブルジョワがつくるものは飲み比べる楽しみがあります。土壌の特徴をハッキリとワインに表現しているからです。
このワインの土壌はキンメリジャン石灰。距離が近い「シャブリ」にみられる典型的な土壌で、小さな牡蠣の化石をたくさん含みます。 硬質なミネラル感が熟成によって旨味に近い感触となり、鼻で感じるよりも更に豊かな香りを口内で感じるでしょう。
【パーカーポイント92点】
[ワインアドヴォケイト 2021年3月]
シャヴィニョールのキンメリッジアン期粘土質泥灰岩から生まれた2017年サンセール・ジャディは、濃厚で豊かでありながら繊細で、純粋かつ火打石のような香りを放ち、ほのかに涼やかで土の香りを帯びています。フルボディで豊潤かつクリーミー、強烈な存在感と完熟した果実味を備えたこのサンセールは、重厚でテクスチャーに富み、口いっぱいに広がる味わいです。私個人の好みや、私が好んで飲むタイプのサンセールとしては、あまりにも濃厚で力強い印象を受けます。しかし、このしっかりとした骨格とフレッシュさを持ち、高貴な苦味とレモンのような余韻を伴うワインは、多くの支持者を獲得することでしょう。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2021-2029年]
Sancerre Jadis Henri Bourgeois