《このワインのコンセプト》
メジャーどころでない、代替品種で美味しいワインを。それを目指してオーストラリアとしてはちょっと珍しいブドウでつくられるのがこちらです。
ピノ・ノワールやシャルドネといったフランス生まれの国際品種は、地球温暖化が各地で進むなか、過熟が問題になりつつあります。温暖すぎる気候に対応できないのです。そこでより温暖なイタリア生まれの品種が注目されています。
ただしこのポップなエチケットのとおり、生産者はそんな小難しいことを伝えようとはしていません。醸造はいわゆる「ヴァン・ナチュール」なつくりで、無濾過・無清澄により少し濁ったような外観です。ヴィンテージによらず還元や揮発酸などの欠陥は出たことがないそうで、味わいはクリーン。ただブドウ品種や産地の特徴は表現されていません。
《このワインについて》
このワインは畑の段階でブレンドされたイタリア系3品種を、7日間のスキンコンタクト。分類的には白ワインでしょうが、うっすらとオレンジワインのような色合いです。
輸入元情報にも本国HPにも、具体的な風味については一切触れられていません。ぼんやりともやのかかったようなフルーツ感で言葉にしづらいこと。製法ゆえに開けるタイミングで風味が異なるだろうことが理由でしょう。その不安定さも含めて、小難しく考えずに楽しんでほしいというコンセプトです。
《生産者について》
リッカ・テッラがあるのはオーストラリアのリヴァーランド地区。そこは一般的には大量生産ワインの産地です。機械化しやすい広大な平地の畑は、内陸にあるため非常に乾燥した気候。ゆえにカビ病などのリスクが低く、低コストで健全なブドウを育成できます。豊富な地下水や川の水がその産業を支えています。
最小介入による健全なワインでリーズナブル。それを実現しているのは、恵まれた気候による健全なブドウでしょう。70haの畑には実に45種類ものブドウを植え、様々な品種に意欲的に取り組んでいます。
Ricca Terra High Noon