《ローヌ・ブランについて》
ローヌの白ワインの頂点となるような高級ワインは、コンドリューやエルミタージュ・ブラン、シャトーヌフ・デュ・パプ・ブランなどでしょう。どれも熟度の高い豊かな果実味と樽熟成による複雑な風味で、ブルゴーニュ・ブランに負けない高級感があります。
そういったパワフルで複雑な味わいとは、全く対極なのがこのワイン。シンプルにフルーティーでフローラルな風味と、気取らない親しみやすい果実味。トロピカルフルーツやジャスミンなどのアロマを感じます。みずみずしい果実味は適度な凝縮感であり、酸味は前に出すぎないバランス。
高そうな味ではないからこそ魅力的ともいえるのがこのワインです。
《生産者について》
ローヌ地方のワインにおいて、全てのレンジで重要だと言える生産者といえば、E.ギガルとならんでこのM.シャプティエでしょう。
1808年にタン・エルミタージュにて創業。それから一貫して家族経営で品質重視のワイン造りをしています。エルミタージュの評価は抜群に高く、これまで45ものワインでパーカーポイント100点を獲得。
高評価・高級ワインの生産者は他にもいますが、このワインのようにリーズナブルなクラスから幅広くつくっており、その全てで優秀な生産者は非常に稀と言えるでしょう。
ビオディナミ農法を1991年と非常に早いタイミングで自社畑に導入したのも特徴の一つ。また「ワインは親睦を深める象徴である」という想いのもと、目の不自由な方のためにエチケットが点字ラベルになっているのも他にはあまりないものです。
Luberon La Ciboise Blanc M. Chapoutier