《このワインについて》
毎年変わるニックネームをつけている白のフラッグシップワイン。2020年は「Hindsight = 温故知新」、2021年の「Foresight = 先見の明」に続いて、2022年は「Like Minds」と名付けられました。創業者ジムの息子であるノックス・クレンデネン氏はこの言葉に、「彼の遺志を継ぐ者たちがワインを造っていく」という意味を込めたといいます。
ビエン・ナシード・ヴィンヤードの畑をメインに、自社畑ル・ボン・クリマのブドウも10%使用。フレンソワ・フレールというフランスの高価なオーク樽メーカーのものを取り寄せ、新樽100%で樽発酵・樽熟成。18か月熟成してリリースされます。
《テイスティングノート》
アプリコットやコリアンダー、ヴァニラなどの甘い風味だけでなく、レモンやライムのようなフレッシュなアロマも感じます。高級な樽を使っているだけあり、素晴らしく洗練された樽香。ともかく風味の複雑さが素晴らしく、クリーミーな口当たりとともに風格のあるワインと言えます。
新樽100%ならではのリッチな味わいは、替えの効かない味わい。既に美味しく飲むことができますが、10年程度熟成させても面白いでしょう。
《生産者について》
三角形のエチケットが特徴。昔からのファンも多い生産者、オー・ボン・クリマ。
カリフォルニア南部、海の影響を受けて冷涼なサンタ・バーバラを代表するワイナリーです。
ブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエに師事したジム・クレンデネンが創業者でありオーナー醸造家。ジム亡きあとは、イザベルとノックスの姉弟が継承しています。
Au Bon Climat Nuits Blanches Like Minds