《このワインについて》
ヴェネト州の特産スパークリングワインである「プロセッコ」は、近年世界中で大人気でどんどん生産量が増えています。
その人気の理由はいろいろあるでしょうが、カジュアルな味と値段で、いつでも何度でも飲みたくなるようなグビグビ飲める味わいは大きなもの。シャンパンなどと比べても少し低めのアルコールも関係しているでしょう。
ブドウ品種である「グレーラ」はなかなか高い酸味を持ちます。なのでプロセッコは仕上がりの糖分添加が多く、「エクストラ・ドライ」に仕上げられるのが普通です。このワインにように「ゼロ・ドサージュ」、つまり甘味添加なしの極辛口は珍しい!
かといって酸っぱさが際立つわけではありません。確かに他のキュヴェに比べてシャープな印象ですが、細身なりにバランスがとれています。ブリュットのプロセッコは1年中楽しめますが、ブリュット・ゼロのこのプロセッコはぜひ夏に!汗をかいたあとに飲めば、もう止まらなくなるはずです。
《生産者について》
ラ・ジャラはプロセッコの生産者としては比較的小規模で、自社畑は50ha。だからこそ2000年という早い時期にビオロジックの認証を取得できたのでしょう。オーナーのマリオン家は191年よりこの土地を取得しており、現在は3代目のマッシモ・マリオン氏が経営を担っています。
Prosecco Millesimato Spumante Zero Dosage