《テイスティングノート》
ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ケルナー。その3種類のブレンドながら、いい意味でブドウ品種の味が出てきません。
柑橘系の爽やかな香りがふんわり漂いますが、ソーヴィニヨン・ブランらしいハーブ感とは少し違います。この価格ながら適度に飲みごたえのある凝縮感が優秀で、物足りなさなくきれいに消えていきます。ビックリするような美味しさでないからこそ、ついついリピートしてしまうような味わい。そして無理のない価格。
メーカーはホタテのカルパッチョやタラバガニのサラダなど、道産の食材と一緒に飲むのをおすすめしています。
《生産者について》
「北海道ワインは北海道に必要な会社になります」
その目標を掲げて創業以来50年。北海道ワインは日本で最も生産量の多いワイナリーとなりました。北海道で栽培されるワイン用ブドウのうちなんと1/3が北海道ワインに入ってくるそうです。
生産量の多さはそのままコストパフォーマンスにつながっています。輸入原料を使用しない、100%国産ブドウのみを使用しながら、1000円台にも豊富なラインナップ。スタートしたばかりの小規模ワイナリーにはとてもマネできない価格です。
それを支えているのは多くの契約農家。北海道ワインは農家のブドウに関して「選り好みせず全部買う!」という方針だそうで、その信頼感がこの低価格を可能にしているのでしょう。
Hokkaido Wine Northan Blend White