《生産者について》
ウィリアム・フェーヴルはシャブリにおける大手生産者の一つ。自社畑からつくる「ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル」と、購入したブドウからつくる「ウィリアム・フェーヴル」の2つのブランドでワインをリリースしており、後者は区別するために「メゾン」とつけることがあります。
味わいとしては特徴がないのが特徴と言っていいでしょう。「シャブリのお手本」と言えるような、余計なテクニックを駆使しないワイン造りが魅力です。
こだわりと言えるのはブドウの選別でしょう。基本は機械収穫であるこの地域において、ウィリアム・フェーヴルは徹底して手摘み収穫。さらに選果台を用いて悪いブドウを省きます。これがピュアな味わいに繋がっているのでしょう。
《このワインについて》
そのウィリアムフェーヴルにおいて、最も基本となるのがこのメゾンの「シャブリ」。100%ステンレスタンク発酵・熟成でつくられます。
青リンゴや柑橘、白い花などに加え、キンメリジャン土壌のワインらしい貝殻のようなアロマ。軽やかで透き通ったような味わいとフレッシュな酸味は、まさに「シャブリらしいシャブリ」でしょう。
Chablis Maison William Fevre