《生産者について》
ボンテッラはカリフォルニアの北部沿岸地域、メンドシーノ・カウンティに本拠地を置く生産者。800haもの有機栽培のブドウ畑を所有しており、一部はDemeter認証を受けてビオディナミを実践しているといいます。
ワイナリー名はフランス語で「良き土・良き大地」を意味しており、大規模な生産者ながらしっかり畑と自然を大事にしていることが伺えます。
《テイスティングノート》
洋ナシや青リンゴ、パイナップルのような甘いフルーツを思わせる豊かなアロマとともに、オーク樽に由来するヴァニラやトーストの香りも広がります。口に含めばスムースに横に広がる味わいで、酸味は低くクリーミーに舌を包みます。ほのかな甘い風味と角のないまろやかな味わいで、ワイン初心者も親しみやすいワインと言えるでしょう。
このシャルドネは価格帯で比較すると香りのボリュームと複雑さに秀でています。きっとこれはブレンドワインだから。少量のヴィオニエやマスカット、ソーヴィニヨン・ブランといった品種がブレンドされているからこそ、このアロマティックで魅力的な香りなのでしょう。補助品種がいい仕事をしていることを感じます。
Bonterra Chardonnay