《ワイナリーについて》
1973年カナダ生まれの青年パトリック・ピウズ氏。M.シャプティエの弟マーク・シャプティエ氏との出会いがきっかけでワインの世界へと飛び込みます。
オリヴィエ・ルフレーヴに4年在籍中にシャブリ部門の醸造を担当。その後、ヴェルジェやジャン・マルク・ブロカールで醸造長を歴任し、2008年に自らのワイナリーを立ち上げました。畑は持たず、賃貸契約で自ら栽培。ブドウ栽培農家との絆も強く、結果クオリティの高いブドウを得ることができています。
特徴となるのがワインの種類の多さ。その多くは日本未入荷ですが、ワインアドヴォケイト誌にには非常に多くのレビューが掲載されています。畑を所有しているわけではなく、それぞれのワインの生産量はごくわずか。それでも畑ごとのテロワールを表現する力があるので、他の生産者では混ぜて1つのワインとするところを、数多くのワインをつくり分けているのです。
数も少なくとりわけ知名度の高いシャブリではありません。しかし一度口にすればブルゴーニュワインの愛好家ほど心を奪われるようです。簡単に手に入らなくなるときは遠くないかもしれません。
《2021年ヴィンテージについて》
2021年は例外的にワインアドヴォケイトの評価が一切ない年。
この年はフランス全土を記録的な霜害が遅い、収穫量が激減した年です。さらにその後も雨が多く、生産者の腕が問われるヴィンテージとなりました。
一方でいいこともあります。ここ数年は猛暑に苦しみ、シャブリらしい酸味が保ちづらいことが続いていました。全体的には冷涼だった2021年は、昔からのブルゴーニュワインが喜ぶ、上品な酸味を備えたワインが出来上がった年です。
※ロウキャップについて
ロウキャップ衝撃に対して脆く欠けやすいものです。軽微な破損については不良品として交換の対象外とさせていただきますのでご了承ください。
Chablis 1er Vaillons Les Minots Patrick Piuze