《ヴェーレナー・ゾンネンウーアについて》
「ゾンネンウーア = 日時計」の名前がつけられたここは、モーゼルの中でも特に高品質で知名度も高い畑の一つ。南南西に向いた45haの畑から、朗らかかキャラクターを持つリースリングがつくられます。有名な生産者はJ.J.プリュムやマーカス・モリトールなど。
この畑の特徴の一つは青色粘板岩土壌。この畑からつくられるワインに共通して感じる、スレートの香りに交じった上品な白桃のニュアンスは、その土壌に由来するものと言われています。
《このワインについて》
VDP(ドイツ高級生産者連盟)にてグローセス・ゲヴェックス(特級の辛口ワイン)に認定されているリースリング。モーゼルにもめったにない、樹齢130年以上という高樹齢のブドウを使用しています。
特徴的な白桃のアロマとともに、シトラスや様々な花の香りを感じます。現時点でも硬さはあまり感じずワインの特徴をしっかり感じられますが、この先数十年かけて熟成していくでしょう。
《生産者について》
ドクター・ローゼンはドイツ、モーゼル地方で代々続く生産者。ドイツ国内ではファルツにヴィラ・ヴォルフを所有しているほか、ワシントン州では「エロイカ」というワイナリープロジェクトに携わるなど、リースリングのコンサルタントとして世界中で活躍。人は当主エルンスト・ローゼン氏を「リースリングの魔術師」と呼びます。
Wehlener Sonnenuhr Riesling GG Alte Reben Dr. Loosen