《2023年について》
2023年のナパ・ヴァレーは素晴らしいヴィンテージとなったそうで、「ワインメーカーにとって一生に一度のヴィンテージ」と語るほどだそうです。
栽培シーズンの初めには豊富に雨が降り、気温の低い春から夏によってブドウはゆっくりと成長しました。それから収穫まで一貫して穏やかな天候で、極端な熱波もなく、例年よりもずっと遅く収穫しました。2011年よりも更に冷涼なヴィンテージで、にもかかわらず雨のマイナス要素の少ない年。特に白ワインにとっては上品なスタイルになりやすい、長熟型の年となるでしょう。
《このワインについて》
パルメイヤーにとって「ジェイソン」のクラスは、かつてはセカンドワインという位置づけでした。しかし現在では独自のブランドに進化し、より明るく親しみやすいスタイルというのがコンセプトです。ブドウも部分的には違うところから調達しています。
《テイスティングノート》
レモングラスやオレンジの花、グレープフルーツのようなボリューム豊かなアロマ。力強く凝縮した果実味が口いっぱいに広がり、シュール・リーに由来するリッチな口当たりが長く続きます。ナパ・ヴァレーらしい高級感のあるソーヴィニヨン・ブランです。
《生産者について》
元弁護士のジェイソン・パルメイヤー氏がこのワイナリーを設立したのは1986年。1994年に「ディスクロージャー」という映画にシャルドネが登場したことで、一気に知名度が増したそうです。アトラス・ピークに自社畑を持つ他、ナパヴァレー各地の畑からワインをつくります。2019年には大手ワイナリーグループ「ガロ」の傘下に入りました。
Pahlmeyer Jayson Sauvignon Blanc Napa Valley