《生産者について》
独特の深みとエレガンスによって、ワイン通を中心に多くのファンを抱えるのがヴィエ・ディ・ロマンス。その名はワイナリーの所在する場所にローマ時代の道があり、それがローマにつづいていたことに由来します。
シャルドネやソーヴィニヨン・ブランといった国際品種のクオリティが素晴らしいほか、マルヴァージア・イストリーナという土着品種も大切にしています。凝縮感と上品な酸味が同居するような味わいで、高い熟成能力を持ちどんどん風味の深みを増していきます。
《このワインについて》
ヴィエ・ディ・ロマンスはソーヴィニヨン・ブランも樽あり/なしでつくっています。こちらはステンレスタンクのみで醸造したタイプ。かといってロワールのような繊細で引き締まった感じとも、ニュージーランドのハーブと柑橘フルーツのタイプとも違います。強いて近いものを挙げるなら、ナパ・ヴァレーを中心としたカリフォルニアでしょうか。
パイナップルなどのトロピカルフルーツのような芳醇な香り。14.5%のアルコールも手伝い、その味わいはフルーツを丸かじりしているような厚みのあるもの。ボリュームたっぷりな口当たりはワイン単体での満足度が高く、アペリティフに楽しむのもいいでしょう。
Pierre Suvignon Blanc Vie di Romans