《生産者について》
ブルゴーニュの人気・著名生産者の中でも、特に販売開始とともに瞬く間に完売するのが、このピエール・イヴ・コラン・モレです。
供給量がものすごく少ないわけでもなく、評価としてはもっと高い生産者もいます。ただその人気に対して価格がそう高騰しておらず手を出しやすいのが理由でしょう。
その味筋は一言でいうなら還元的。ブドウの酸素接触をなるべく少なくする醸造をしており、非常に緊張感のある酸とミネラルが特徴です。フードペアリングを重視する高級レストランのソムリエが好んで使うようで、今トレンドのタイプ。多くの生産者が真似をしはじめています。
【パーカーポイント91-93点】
[ワインアドヴォケイト 2023年2月のレビュー]
ピエール=イヴ・コランは、4月の霜によって荒らされたブドウの木から、0.70ヘクタールというわずかな収穫量から、2021年のサン・トーバン1erクリュ、アン・レミリーを4樽生産した(私自身、運命の夜から数日後に見た)。グラスに注ぐと、桃、白い花、蜜蝋のノートが広がり、ミディアムからフルボディで、サテンのようで隙がない。
[William Kelley氏による試飲]
Saint Aubin 1erEb Remilly Pierre Yves Colin Morey