《生産者について》
ディック・ワードとデイヴィッド・グレイヴスは、良質なピノ・ノワール造りが難しいと言われたカリフォルニアで理想の地を探し求め、AVAが認定されたばかりのカーネロスに出会い、そこが探し求めた土地であると確信しました。彼らのエレガントなスタイルはすぐに話題となり、1983年にはエリザベス女王歓迎晩餐会でサーヴされるまでになりました。カーネロスの風土を表現する果実味豊かで奥行きのあるワインを作り続け、近年ではさらに洗練されたスタイルに進化し、カーネロスの新たな可能性を感じさせるワインを提供しています。共同創業者のディック・ワードは2017年に他界しましたが、彼らの情熱とスタイルは今もワイナリーに息づいています。
《このワインについて》
このワインは、カリフォルニアで最初にポマール・クローンのピノ・ノワールを植えた畑として有名なワイナリーの東側に位置するホーム・ランチ・ヴィンヤードのピノ・ノワールを使用しています。夜間に手摘みで収穫されたブドウは、直接プレスにかけられ、マロラクティック発酵は行われません。この特別な製法により、ピュアでフレッシュな果実の風味が際立ち、カーネロスのテロワールを感じさせるエレガントなワインに仕上がっています。
《テイスティングノート》
イエロー・ネクタリン、ジューシーなスイカ、ワイルド・ストロベリー、グアバなどの夏の果実の香りに加え、ナツメグとキャラメリゼしたオレンジの皮のニュアンスが感じられます。まろやかな口当たりに、すっきりとした酸味が心地よいフィニッシュへと繋がる、バランスの取れた味わいが特徴です。
Saintsbury Vin Gris of Pinot Noir Carneros