《生産者について》
シャトー・カントメルルは1855年のメドック格付けにおいて5級。メドック地区の中でも主要な村に位置するわけではないので、下位にみなされがちでした。
しかしそれからもワインづくりに対する不断の努力により、「安定した品質で力強い」という評価を獲得しています。
カントメルルの名前が最初に記されたのは、12世紀につくられた修道院「Grand Cartulaire」だそうで、非常に長い歴史を持つシャトーです。
このワインはそのセカンドラベル。畑の中で樹齢の若い区画からつくられます。ファーストラベルに比べてシンプルで、その分早く楽しめるのが魅力。8年ほど熟成していますので、ある程度熟成感が出てきています。
「古酒」というほどではありませんが、ちょっといいことあったときに開けるワインとして無理のない価格。自分へのご褒美にいかがですか?
《生産者公式のテイスティングノート》
飲み始めから、フルーティーでフローラルな表現力豊かなアロマが感じられ、口に含むと、魅力とタンニンの深みを併せ持つ、口いっぱいに広がる豊かさが感じられる。絹のようになめらかな骨格が、このワインをとても魅力的なものにしている。前菜のマッシュルームのシュークリームやフレッシュなヤギのチーズと一緒にどうぞ。
Les Allees de Cantemerle