《生産者について》
シャトー・カントメルルは1855年のメドック格付けにおいて5級。メドック地区の中でも主要な村に位置するわけではないので、下位にみなされがちでした。
しかしそれからもワインづくりに対する不断の努力により、「安定した品質で力強い」という評価を獲得しています。
カントメルルの名前が最初に記されたのは、12世紀につくられた修道院「Grand Cartulaire」だそうで、非常に長い歴史を持つシャトーです。
【パーカーポイント90-92点】
[ワインアドヴォケイト誌 2016年4月のレビュー]
2015年のカントメルルはカベルネ・ソーヴィニヨン59%、メルロ27%、カベルネ・フラン8%、プティ・ヴェルド6%のブレンド。香りはブラックベリーとラズベリーの果実味に溢れ、オー・メドックの中で最もよく定義されているわけではないが、"詰め物 "は十分にある。口当たりはミディアムボディで、しなやかな赤と黒の果実味が繊細な酸味とマッチしている。口中ではメルローの風味が心地よいクレッシェンドを奏で、フィニッシュは力強い。このワインは、生きる喜びを感じさせる非常に素晴らしいカントメルで、今後10年、そしてそれ以上にわたって、飲む喜びを与えてくれるだろう。
[Neal Martinによる試飲 飲み頃予想2019-2033年]
Chateau Cantemerle