《生産者について》
ベルンハルト・フーバー醸造所は、ドイツの南部、バーデン地方のマルターディンゲン村に居を構えています。その地がかつてピノ・ノワールの名産地であったことを知った故ベルンハルト・フーバー氏は、1987年に醸造所を立ち上げ、2011年にはゴーミヨ氏で赤ワイン賞3冠に輝きました。現在は息子のユリアン・フーバー氏がその意思をついで、より透明感あふれるワインづくりをしています。
《このワインについて》
他のグラン・クリュよりも、赤系果実の印象が強く表現される傾向にある畑です。もしフーバーの特級ワインが初めてなら、まずはこのキュヴェから。
フーバーの醸造所のすぐそばに広がる畑で、トップキュヴェのヴィルデンシュタインはビーネンベルクの中の一区画です。
《2020年ヴィンテージについて》
「絵にかいたように素晴らしい年となった」ユリアン氏はそう語ります。
周辺国と同様暑く乾燥した年でした。ブドウは健全にじゅくしていったものの、夏場に水分が少なかったため小粒となりました。それゆえグラン・クリュの収穫量は非常に少なくなったといいます。
【パーカーポイント94点!】
[ワインアドヴォケイト誌 2022年12月のレビュー]
2020年のモルターディンガー・ビエンエンベルク・バーデン・シュペートブルグンダーGGは、ヴィースバーデンでの8月の試飲会ではまだ還元的だったが、すでに濃く熟した果実のアロマとフレッシュさを示していた。シルキーで非常にジューシー、それでいてエレガントで、このしっかりとした骨格を持つビエンエンベルクは、グリップの効いた塩味のあるフィニッシュを示した。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2025-2038年]
Malterdinger Bienenberg Spatburgunder Grosses Gewachus Bernhard Huber