《テイスティングノート》
香りはゲヴュルツトラミネールとして標準的なもの。ライチやバラの花のようなアロマが豊かに広がり、オレンジの皮やスパイスも感じます。このワインで特徴的なのは酸味。2022VTの値で6.7g/Lある酸度はこの品種としては高め。糖度が70g/L程度あるため「酸っぱい」という印象は全くありません。余韻のキレがいい。この品種は実際の糖度よりも感じる印象が甘いことが多いのですが、珍しく実際より糖度を低く見積もりました。
香り豊かでスルスル飲めてしまうやや甘口ワインです。
《このワインについて》
銘醸畑に数えられる「エルベルク」。そこはロートリーゲントと呼ばれる赤い砂岩の土壌で、それがこのワインの華やかな香りに寄与しているものと考えられます。
《生産者について》
このワイナリーの設立は1806年。ラインヘッセンの中でも特に知名度の高い、ニーアシュタイン村で200年以上続いています。自社畑は合計15ha。この地で最高の畑「ヒッピング」も所有しています。
リースリングやジルヴァーナーをはじめとしたドイツの土着品種は一通り栽培しています。
Olberg Gewurztraminer Vom Rotliegenden Spatlese Georg Albrecht Schneider