《生産者について》
ブルゴーニュを脅かすピノ・ノワールの銘醸地オレゴンで最高の産地に挙げられるのが、北西部のA.V.A.ウィラメット・ヴァレー。ボーデッカーはその地において、夫婦揃ってワインメーカーをつとめ、それぞれがピノで個性の異なるキュヴェを仕込んでいます。
夫のステュワートは火山性土壌の畑を軸とし、赤系果実主体のピュアでアロマティックなスタイル。
一方のアシーナは海洋性の堆積土壌を軸とし、黒系果実主体のどっしりとしたストラクチャーのあるスタイルです。
《このワインについて》
夫のステュワート・ボーデッカーによるブレンドで、彼の理想とする”赤系果実主体でエレガント”なスタイルを追求した1本です。土壌は火山性土壌の畑を軸とし、その特徴を見事に表現しています。
《火山性土壌のピノ・ノワール特徴》
明るいチェリーのフレーバー、生き生きとした酸、ソフトなタンニンを持つピノを生み出します。ワインは酸を中心に展開する傾向がありますが、明るく柔らかな果実味と旨味のバランスが楽します。
《テイスティングノート》
熟したイチゴからチェリーなどの鮮やかな赤系果実主体のピュアでトーンの高い華やかな香り。柔らかい果実味は、均整がとれていて透明感がのある味わい。ピノのジューシーな旨みがフィニッシュまで長く続くきます。
Boedeker Pinot Noir Stewart