《健康的な食卓に》
お酒を飲む健康面でのメリットはほとんどありませんが、野菜を含めていろいろな栄養をバランスよく摂取することは間違いなく健康的です。
濃厚な赤ワインは人気の高いタイプですが、それにあう料理となると味付けの濃いもの・肉料理に偏りがち。濃厚な白ワインならバターやクリームをたっぷり使ったものでしょう。
脂質を取りすぎないヘルシーな食事にあわせるなら、温暖産地の濃厚ワインより冷涼産地のライトなワイン。味わいの重量感のバランスがとれるからです。
ドイツの白ワインといえばリースリングですが、高い酸味とはバランスの良くない食事も多いです。普段の夕食に使いまわすなら、グラウブルグンダーとヴァイスブルグンダーはより賢い選択でしょう。
《このワインについて》
グラオブルグンダーはドイツのピノ・グリ。通常よりも遅摘みしているそうですが、それでもアルコール度数は12.5%(2022VT)と別に高くありません。アルザスのピノ・グリのようなボリュームのある口当たりではなく、スッキリとした味わいのなかに少しコクがあるといった具合。
そのバランスが植物性油脂をつかって調理した野菜料理とちょうどいいバランス。オリーブオイルでソテーしたアスパラや、根菜の天ぷら。そんなシンプルで素材を活かした料理を美味しく感じさせてくれます。
「このワインの味わいにあう料理なら・・・」と考えれば、食卓はよりヘルシーなメニューが並ぶはずです!
《生産者について》
フィア・ヤーレスツァイテンはファルツ地方の醸造組合。組合員が所有する畑は560haとかなりの規模です。リースリングやシュペートブルグンダーなどメジャーな品種を中心に栽培しており、醸造設備を共同で使うことでリーズナブルな価格でリリースしています。
Vier Jahreszeiten Grauburgunder Trocken