《泡や白のあとのもう1本》
週末やいいことがあったときに家で楽しむいつもよりちょっと凝ったディナー。それに合わせるワインとして、相性を優先して考えるならスパークリングワインや白ワインになることが多いです。サラダや軽い前菜に濃い赤ワインは厳しいけど、肉料理にスパークリングは別に悪くない。
2人で飲むとしたなら、1本でちょうど満足できることもあるし、スイスイ飲んでしまって1本では足りなくなる。そんな時はないですか?かといってもう1本赤ワインを開けるには多い。
そういうときのために常備しておくべきが、このハーフボトルのクローズ・エルミタージュです。
《テイスティングノート》
チェリーやイチゴの凝縮感のある果実味を、ほのかなヴァニラ香が覆う豊かな香り。シラーのスパイス感もしっかりと感じます。ワイン単体で飲むには少し強いくらいの豊かなタンニンは、食事時にこそ魅力を発揮します。
ローヌの大御所生産者だけある安定感と力強さを感じる味わいです。
メインディッシュの肉料理やその後のチーズタイムにぴったりの濃厚な味わいです。これがセラーに常備されていれば、飲み足りないときも安心です!
《生産者について》
創業者であるエティエンヌ・ギガルがワイナリーを設立したのは、戦後間もない1946年。とりわけ歴史が長い生産者というわけではありません。わずか半世紀あまりでローヌのトップ生産者の地位を確立したのは、シラーの銘醸地コート・ロディに持つ3つの畑「ラ・ムーリーヌ」「ラ・ランドンヌ」「ラ・テュルク」の品質が圧倒的であったから。
現在では北部から南部まで26ものワインをリリースする、ローヌ地方の教科書的な存在です。
Crozes Hermitage Rouge E.Guigal 375ml