《生産者について》
1825年の創業以来7代にわたって続くネゴシアンであるフェヴレ。契約畑からつくるワインもあるのでネゴシアン業態ではありますが、実はドメーヌものの生産が全8割。120haもの自社畑を所有しています。
そのメリットとしてまずは生産規模によるスケールメリット。小規模生産者が圧倒的に多いブルゴーニュにあって、同じアペラシオンで比較したときに少し手ごろです。
またブルゴーニュの北から南まで、特にコート・シャロネーズのワインを多くつくっています。村や畑によるワインの味の違いを理解するうえで、飲み比べの題材として選ぶ生産者としても適当でしょう。
《このワインについて》
1945年~1969年に植えられた古樹の区画からつくられます。
除梗するブドウと全房のまま使うブドウの比率は年によって調整。熟成は新樽比率20~30%のフレンチオークで14か月行います。
ワイナリーのヴィンテージ情報によると、2019年は異常気象の年でした。霜にもみまわれ熱波にも見舞われましたが、仕上がりはフレッシュでバランスの取れたものとなったといいます。タンニンはエレガントで親しみやすく、ジューシーな果実のアロマとスパイス感のある味わいです。
Gevrey Chambertin Vieilles Vignes Domaine Faiveley