《生産者について》
クロード・カザルは1897年創業のレコルタン・マニュプラン。この地でもっともエレガントなシャンパーニュを生むと評されるル・メニル・シュール・オジェと、大らかな気品が魅力のオジェの対照的な二つのグランクリュを所有しています。
長い間栽培農家としてボランジェやルイ・ロデレールなどのトップメゾンの、上級キュベ用にブドウを供給していました。供給元となるだけでなく、数々のシャンパーニュ最高のメゾンに契約畑のブドウのプレスから醸造までを一任されていることからも、この生産者の傑出した力量が伺え知れます。
《このワインについて》
この生産者を代表するシャンパンが「クロ・カザル」。シャンパーニュ地方でも珍しい、クロ(石垣)に囲まれた単一畑からつくられる、グラン・クリュのシャンパンです。
ニール・ベケット著「死ぬ前に飲むべき1001のワイン」の中で、63種取り上げられたシャンパンの1本として紹介されました。
3.75haあるクロ・カザルの畑のうち、1850年代に植樹された区画のみからつくられるトップキュヴェです。
石垣で囲まれることで畑はより暖かい環境となり、オジェの豊満なキャラクターがより強く表現されます。ベースワインの一部はバリックで発酵されており、香りは豊かにひろがり長い余韻と熟成感を備えています。
Clos Cazals Claude Cazals