《ミュラー・トゥルガウについて》
ミュラー・トゥルガウ(ミュラー・トゥルガオ)はドイツの交配品種で、一時はかなり人気があり広い栽培面積をもつブドウでした。風味はシンプルながら白ブドウのような爽やかな甘い香りを持ち、手ごろでそこそこ美味しいワインをつくりやすかったからです。市場にて量より質の指向が強まるにしたがって減少傾向にはありますが、普段飲みワインとしての魅力は健在。
このラベルに描かれているような魚介料理とも好相性ですし、少しだけピリッと唐辛子をきかせたようなおかずにもよくあいます。1品に対して1本をペアリングさせるようなレストランの料理じゃない。様々な料理が並ぶ普段の食卓にこそ、飲んでいるとお腹がすいてくるようなミュラー・トゥルガウはもってこいです。
《生産者について》
ヴァイングート・デーブスはラインヘッセン地方にて300年続く家族経営のワイナリー。所有畑が40haとそこそこ大きいためか、ワインに値ごろ感があります。ドイツならではの土着品種・交配品種をいろいろと栽培しており、その特徴を素直に表現したワインをつくります。
Debus Muller Thurgau Trocken