《生産者について》
コブ・ワインズのロス・コブが住む自宅兼ワイナリーは、ソノマコースト西部のオクシデンタルにあります。1989年植樹のコーストランド・ヴィンヤーズは太平洋からわずか5kmと近く、冷たい風による冷却効果を強く受けます。その冷涼な気候がブルゴーニュを思わせるような上品な酸味をはぐくんでいます。
ロブはオレゴンの「ウィリアムズ・セリエム」で修行し、その後「フラワーズ」「ハーシュ・ヴィンヤーズ」でワインメーカーを務めました。いずれも素晴らしくエレガントなピノ・ノワールを生み出すワイナリーです。それらと比べても「コブ」のピノ・ノワールは、集中力がありメリハリのある美味しさを感じさせてくれます。
【パーカーポイント94+点】
[ワインアドヴォケイト 2023年12月の試飲]
2021年のピノ・ノワール、ライス・スピヴァク・ヴィンヤードは、現段階では若々しく、セラーで数年熟成させる価値がある。50%全房で造られ、ノーズは魅惑的なレッドチェリー、ブラッドオレンジ、パイプタバコ、土っぽい含みを持つ。ミディアムボディの味わいは、この段階でよりオープンになり、凝縮したチェリーのフレーバーがはじける。細かくチョーキーなテクスチャー、生き生きとしていながら隙のない酸味、とても長くスパイシーなフィニッシュ。375ケース生産。
[Erin Brooksによる試飲 飲み頃予想2025-2035年]
Cobb Rice Spivak Vineyard Pinot Noir Sonoma Coast