「キュヴェ・コンスタンス」はユエがつくるワインの最高峰。貴腐ブドウを中心に、最良のブドウのみを選んでつくられるため、毎年リリースされるわけではありません。
その味わいは言葉にできないような甘露。ソーテルヌやドイツの上級貴腐ワインよりも糖度が低めで凝縮感で劣るかもしれませんが、それはこのワインの魅力をなんら損なってはいません。
これほどの高級デザートワインであれば、レストランでのワイン会や食事会の締めとして飲むことが多いでしょう。
もし参加者全員がそこまで親しくない間柄だったり、時間通りに切り上げる必要のある会なら、もっと力強いデザートワイン少量でキチっと締める方がいいでしょう。
逆に参加者もお店も時間によゆうがあり、食事とワインの余韻に浸りながらゆっくりと歓談を楽しみたい場合なら。ワインだけでずっとチビチビ楽しめるような、このユエの甘口がいい。
たわいもない話とワインが消化されて、贅沢な時間と楽しかった思い出へと変わることでしょう。
《ドメーヌについて》
ドメーヌ・ユエの設立は1928年。ヴィクトール・ユエとその息子ガストンによって30haのシュナン・ブランの畑が拓かれました。
現在の醸造長ジャン・ポール・ベルトメ氏は、この地にてワインをつくって35年以上。シュナン・ブランを知り尽くしていると言えます。
そのワインは「繊細」や「上品」といった陳腐な言葉では表せないような美しさを持ちます。
《畑について》
「ル・モン」「ル・オー・リュー」「ル・クロ・ド・ブール」
3つの畑は全て大まかに分類するなら粘土石灰質ですが、それぞれ細かな組成が異なります。
このワインは3つの畑すべてから、その年の作柄に応じてブレンドされます。
Huet Vouvray Cuvee Constance Moelleux